このブログで何回か触れましたが、MicrosoftのOneDriveをUbuntuというかLinuxで使えるようになる「onedrive-d」というフリーソフトがあります。
これを使うとWindowsとMacだけでなくUbuntuでもOneDrive経由でファイルの同期ができるので非常に便利です。
個人的な見解としては「同期に時間がかかりすぎる」と思うのですが、逆に言えば夜中にパソコンをつけっぱなしで良いような環境であれば(ウチもそうです)、特に問題なく使えます。
そこでUbuntuでのインストール方法を。
【前提】
「git」というサービスと、Pythonのpip3というサービスを使うので、そのサービスもインストールしながらonedrive-dをインストールする
【方法】
Ubuntuでターミナルを開いて以下操作を行う。
・まずgitのインストールを行う
sudo apt-get install git
・gitがインストールされたらgitでonedrive-dを持ってくる
git clone https://github.com/xybu/onedrive-d.git
・先にpipをダウンロードしてくる
wget -O- https://bootstrap.pypa.io/get-pip.py | sudo python3
・pip3というPython系のサービスをインストールする
sudo pip3 install –upgrade setuptools
・onedrive-dのフォルダに移動する
cd onedrive-d
・onedrive-dをビルドしてインストールする
python3 setup.py build
sudo python3 setup.py install
・インストール完了。初期設定を開始する
onedrive-d pref
・「(STEP 1/4)」と出るので「y」を押してリターンを押す
・認証用のアドレスが出るのでコピーしてブラウザに貼りつけて移動する
・認証画面が出るので認証を通す
・白画面になるので、白画面のアドレスをコピーしてターミナルに戻る
・「Please paste the callback URL:」の後にコピーしたURLを貼り付けてリターンを押す
・「(STEP 2/4)」と出るので「y」を押してリターンし、続く設問は何も入力せずリターンを押す
・「(STEP 3/4)」と出るので「y」を押してリターンし、続く設問3つは何も入力せずリターンを押す
・「(STEP 4/4)」と出るので「n」を押してリターン。設定終了。
これでインストールと設定終了です。ターミナルから
onedrive-d start
と入力するとサービスが開始します。
デーモンなのでパソコン起動時にonedrive-dを起動したい、という場合はターミナルから以下を入力し
gnome-session-properties
起動する画面で「追加」から「コマンド」に「onedrive-d start」と入力し「追加」をすると、次回Ubuntu起動時からonedrive-dが起動するようになります。
意外と便利ですよ!
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如月翔也 男性
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