やっぱり修理して使おう＞GPD Pocket

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　どうもこんにちは、普段物を捨てるのにはそんなに抵抗がないんですが、思い入れの強いデジタルガジェットについては思い切りが悪くなかなか捨てられずに抱え込んでしまう如月翔也（@showya_kiss）です。

　今日は去年の12月くらいに調子が悪くなったGPD Pocketを修理して使おう、と決めたので、GPD Pocket（初代）についてちょっとお話をしたいと思います。

GPD Pocket（初代）とは

　GPD Pocket（初代）とは深センのGamePadDigital（GPD)社が製造・販売する超小型ノートパソコンの初代モデルを指します。
　今は市場に受け入れられていくつものバリエーションが販売されているのですが、私は購入したのではなくindiegogoでクラウドファンディングされているのに出資して見返りにGPD Pocketを貰ったのですが、大昔に流行ったUMPCをAtom最終世代を使って現代に蘇らせるという計画が非常に面白かったのと、当時400ドル前後で出資者を募っていたので5万円以下でまともに使えるUMPCが手に入るなら、と思い喜んで出資したのを覚えています。
　出資して受け取ったのが2017年8月で、入手してから2年弱使っていたんですが調子が悪くなったのと、メイン環境を完全にMacに乗り換えてしまったのでWindowsの出番がなくなり、今電源が入らない状態で放置されています。

GPD Pocketのメインの使用用途は

　GPD Pocketは超小型ノートパソコンでCPUもAtomとそれなりに低いスペックなので3Dやゲームをゴリゴリ遊ぶ用途ではなく、一昔前のネットブックのように「インターネット経由で色々するのに使う」用途に向いており、そういう形で運用していました。
　CPUこそAtomですがメモリも8GBありますしストレージも128GBあるのでおもちゃにしてはしっかりした作りになっており、小旅行に行く時に何も考えずに鞄に突っ込んで持っていく、家の中で好きな場所でブログを書くのに使う、布団の中でごろ寝パソコンとして使う、という目的には非常に即しており、パソコン生活の隙間を埋めるガジェットとしては非常に良くできているのです。
　実際私も布団の中に持ち込んで何時間も使いましたし、小旅行どころか2週間の長旅にも持っていってバリバリに使いましたし、ジーパンの尻ポケットに入るサイズというのは他に代えがたい性能なので本当に便利なものだと思うのです。
　そしてそんなに良ければバリエーションを買えよ、という話があるんですが、この小型軽量サイズでトラックポイント付きのGPD Pocketって初代だけで、他はサイズが大きかったり光学マウスだったりトラックパッドだったりするので初代がジャスト、という人には初代以外の選択肢がないんですよね……。

今GPD Pocketはどこが調子悪いのか

　という訳でかなり気に入って使っていたGPD Pocketなんですが、去年の12月時点で使っている最中に突然電源が切れる挙動をするようになったんですよね。バッテリーの残り状況に関わらず、起動して5分〜10分くらいで電源が落ちてしまうのです。その後ローバッテリーの表示が出て何時間か充電すると復帰するんですが復帰した後も5分〜10分で電源が落ちてしまうので実用範囲の動きではなくなったのです。
　これバッテリーの問題だと思っていて、なぜかと言うとUSB-Cケーブルで充電している時には起きない現象だからなのです。しかしGPD Pocketは充電しながらの使用は非推奨なのであまりやりたい使い方でもなく（そしてモバイル特化のUMPCなので電源に指していないと使えないというのは長所を殺す結果になる）、バッテリーのケーブルでも緩いのかしら？と思って蓋を開けてみたんですがバッテリーがパンパンに膨張していて蓋が閉まらなくなる感じだったので、バッテリーを入れ替えるしかないな、という判断に至りました。

メールで問い合わせて概算見積もりを出して貰った

　バッテリーを交換すれば直るんじゃないか、という所まで情報を絞り込んだんですが、そのバッテリーは現在市場に出回っておらず入手困難というか不可、という状態なので詰んだ、諦めよう、と思ったんですが、公式代理店の株式会社天空さんに問い合わせた所バッテリーの在庫なしという回答だったんですが、別にGPD Pocketを扱っているデントオンラインショップさんにメールで問い合わせた所まだ修理用部材がある、郵送修理でならバッテリー交換ができる、という回答だったのです。
　バッテリー自体は3000円くらいの代物なんですが技術料や手数料込みで13000円程度と提示され、部材が3000円なのに13000円で済むのであれば相当良心的な価格設定なのでお願いしようかな、と思って今メールでやり取りをしているんですが、大体修理関係の値段って部材の5倍くらいが妥当なラインなので今回の件で言うと15000円くらいが妥当、13000円ならむしろ安い方なので、この機会に直してしまおうと思います。

悩む金額ではあるが直るのであれば良いかと思います

　個人的な話として5000〜6000円の経費なら即座に出せるんですが、13000円は結構悩む金額で、特に今Macを中心に使っていてWindowsの出番がない現状を考えるとGPD Pocketはジャンク置き場に移動して別のデバイスを買う資金に使った方がいいんじゃないか、という考えもあったんですが、個人的にGPD Pocketのプロダクトが好きだということ、GPD Pocketの性能に問題があって使っていないわけではない事を考えると修理したらしたで使いみちがあるんじゃないかな、と思いまして、今回は修理費用を捻出しようかな、と思ったのです。
　まあGoogleアドセンスで8000円の収入があったのでそれを当てれば5000円の支出で済む、というラッキーな出来事もあったんですが、GPD Pocketは中古で入手しようとしても13000円では入手できないので、新しいジャンクのノートパソコンを買ったと思って修理代を払おう、という判断になりました。

明日郵送で修理に出そうと思います

　という訳でGPD Pocketを修理して使おう、という事に決めたので、郵送対応なので明日郵便局に行って修理に出してしまおうと思っています。
　こういうのはもたもたしていると気分が萎える上に修理部材は減っていく一方なので「よし、直そう！」と思い直した時にはもう手遅れという可能性もあるので、この時期にまだ問い合わせた先に修理部材が在庫していたというのは天の思し召しだと思って早急に対応してしまった方がいいと思うのです。
　ちょうど明日は外出予定でしたし、外出のついでに郵便局に寄ってGPD Pocketを出荷、というのは悪くない導線なのでそれで行こうと思います。

思い入れの強いガジェットってありますよね

　普段は物が壊れたら気軽に捨てるタイプの私なんですが、今回のGPD Pocketは初のクラウドファンディングで入手した特別なガジェットである事もあリ（このきさらぎ めもでも「GPD Pocket」で1カテゴリになっています）非常に思い入れが深いデバイスだったので、できるのであれば修理して使いたいニーズなので直してしまいたいと思います。
　これバッテリーだけの問題で13000円で済めばいいんですがそれ以上に壊れている部分があると13000円では済まない可能性があるので、余計な部分が壊れていないといいな、と思います……。

　とりあえず明日郵送してきます！

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