どうもこんにちは、知人に安くて使えるWindowsノートパソコンの選び方を相談されて相談に乗ったんですがまとめて考えてみるとちゃんとした自分なりのポイントづけがあるのでそれをネタにしたら面白いかな、と思ったのでブログに書く事にした如月翔也(@showya_kiss)です。
今日はパソコンを持っていないくらいの初心者さんが10万円くらいを目安にWindowsノートパソコンの良いのを探している場合どういう判断基準で選べばいいのかというお話しをしたいと思います。
前提について
選ぶ前提で言うと、初めてのパソコン、ノート型、10万くらい、比較的なんでも(ビジネス・ゲーム)できる、という前提で考えています。
2台目以降のパソコンは自分の持っているパソコンで調べろ、初めてじゃなければ自分で調べろ、デスクトップはメーカー性を選んだほうが速い、10万円あればそれなりのノーパソが買える、ピーキーなパソコンは1台目には向いていないので、という理由があります。
というか今日相談してくれた知人のニーズがまさにこれで、まあこういうニーズってあるよね、と素直に思うのでネタにした感じです。
まあぶっちゃけて言うとパソコンは高ければ高いほど良いものになるので私みたいにMacBookProに50万出せる人ならMacBookPro買えば、っていう話なんですが、1台目から50万円ぶっこむ人はそうそういないと思うので、まあ税抜一桁万円でWindowsでそれなりにパソコン世界の裾野を案内してくれる製品を……というのはアリだと思うので真剣に考えてみました。
基本的にはメモリ、ビデオカード、CPU、ストレージの順です
先にいうと、ノートパソコンを選ぶ時の優先順位は「メモリ」>「ビデオカード」>「CPU」>「ストレージ」です。
ノートパソコンは一体型で手を加えられない傾向にあるので選択が難しいんですが、優先順位としてこれを抑えておけば問題ありません。
逆に言えばメモリが少ないのにストレージだけ大型のノートパソコンはオススメしない、という話なのでポイントとして抑えておいて欲しいんですが、今回はパソコンの価値をスコア化する計算式を(独自に)考えてみたのでそれでお話しをしてみたいと思います。
メモリについて
メモリはパソコンの「作業机」の大きさに相当する部分で、処理する頭脳が高くても記憶力がなければ色々な作業はできないので私としては「最低限」は絶対に遜れない部分です。
今メインのメモリ量は4GB、8GB、16GB、32GBとあるんですが、4GBスコープ外です。その容量では0点と考えて差し支えありません。最低限8GB欲しいですし、できれば16GB、余裕があれば32GB欲しいです。32GBは積み過ぎかも知れませんが16GB積んでおいて損する事はないので、ここは16GB以上を狙っていきましょう。
このメモリの容量を1GBあたり10点としてスコア化しましょう。ただし4GBは0点です。8GBは80点、16GBは160点、32GBは320点です。
ちなみにノートパソコンでもメモリは交換できるものが多いです。交換できるのであれば交換して、高い方のスコアに変えてしまって下さい。
ビデオカードについて
ビデオカードについては映像の出口になります。これがしっかりしていないと3D関係の映像が全滅ですし、まともにゲームもできませんし、MMDしたい時だって3DCADしたい時だって全てビデオカードの良し悪しで出来不出来が決まります。というかビデオカード積んでないとゲームはできないと思って差し支えありません。
ビデオカードについてはビジネス向けだと搭載されていない機種もあるんですが、「比較的なんでもできる」用途が目的であれば積まない選択肢はありません。必ず積んで下さい。
ビデオカードについては色々な種類がありますが、GeForceというシリーズを選んで下さい。1000〜2000番台の数字がナンバリングされていますが(1000〜2000番台以外はとりあえず考えなくていいです)この番号が大きければ大きいほど性能が高いと考えて問題ないでしょう。
1000番台の10の桁をスコアにしましょう。GefForce 1650なら165点です。
グラボのあるなしで100点以上変わるやないかい、という話もあるんですが、それくらい価値が違います。いや、本気で、グラフィックボードを積んでいないノートパソコンを「ビジネス専用」以外で買うのって相当思い切った決断だと言うか、グラボを積まない選択肢だと「比較的色々できる」は達成できないので、できない事が多いのを我慢してストレスを溜めるか新しくグラボを積んだノーパソを買うかの結末になるので、お金をドブに捨てるようなものだと思います。グラボのいらない使い方をするのであればノートパソコンである必要がありません。タブレットにした方が良いです。
CPUについて
CPUについてはパソコンの頭脳そのものです。頭が良ければそれだけ早く色々できるのでCPUが重要なんですが、作業領域とアウトプットの出入り口ができていないとCPUが良くても結果が出せないので順位としては3番目です。しかし究極的に言うと一番性能に直結する部分なので、メモリとビデオカードを最低限保証するならお金を一番かけたい部分です。
CPUにはインテル製、AMD製などの種別があり、Ryzenという名前を聞いた事がある人もいるかと思いますが、今回はインテル製、Coreなんちゃらを選びましょう。
インテルCPUにはCore i3とCore i5とCore i7とCore i9がありますが、あとにつく数字が高いほうが性能がいいです。それに加えて世代というものがあり、今第10世代なんですが世代が高いほうがより性能が良くなるので、スコアとしてはCore iの後の数字に世代を足したものを10倍してスコアにしましょう。第10世代Core i9なら190点、第8世代Core i7なら150点です。
計算上わかるかと思いますが、世代が2個違う場合Core iの後の数字が低くなってもスコア的には変わりません。大体2世代前のCore i7の性能が新世代のCore i5に相当するのでざっくりした計算ですがスコアとしてはそう計算して下さい。
ストレージについて
ストレージについては外付けできるものなのでほぼ参考にしなくて良いです。ただ、「Cドライブにしか置けない」プログラムの類があるので128GBみたいな攻めた絞り方をすると厳しいです。
データは1TBでも4TBでもハードディスクを追加して買えばいいだけの話なのでそんなに気にせず、Windowsとプログラムファイルの容量がどれくらいになるのかを考えるといいでしょう。
今一般的なSSD領域は256GB、512GB、1TBというのが一般的ですが、まあ512GBあれば十分でしょう。ストレージについてはGBの10の桁をスコアにしましょう。256GBで25点、512GBで51点、1TBで100点です。
スコア化して考えると
という訳でトータルスコアで考えると、メモリ16GB(160点)、ビデオカードGeForce1650(165点)、CPUが第9世代Core i7(160点)、ストレージ512GB(51点)で546点をベースに10万円前後のノートPCを選んでいくのが良いんじゃないかと思います。
個々人で優先したい部分が違うかも知れませんが、同じ値段ならスコアが高いほうが満足度が高いと思うので総合スコアで考えつつ色々考えてみればいいんじゃないかと思います。
厳密に言うと現時点でこのスペックのノートパソコンは10万円を超えてしまうんですが、クーポンとかを上手く活用すれば税抜10万円、税込み11万円は見えてくるので頑張ってみると良いと思います。
なお、OfficeはMicrosoft365を契約してOneDrive1TB付きでサブスクリプションする事を強くおすすめします。
まとめ
という訳で、パソコンを持っていないくらいの初心者さん向けの10万円くらいのWindowsノートパソコンの選び方についてでした。
自分ではもう買わないと思うんですが(Mac派なので)、子供とか知り合いとかに聞かれたらこれをベースに答えます。
この記事を書いた人 Wrote this article
如月翔也 男性
如月翔也です。ガジェットとAppleが大好きな中年男です。ガジェットがお好きな方、Appleがお好きな方、トラブルでお困りの方はぜひブログをごらん下さい。コメントを貰うと非常に喜ぶのでお気軽にコメントをお願いします。 詳細なプロフィールは「https://saigetudo.com」を御覧ください!