どうもこんにちは、自分で散々使って満足したので子供達にもSpotifyを布教して音楽をガンガンに聞かせてあげている如月翔也(@showya_kiss)です。各自にワイヤレスイヤホンを配布しているので五月蝿くはないです。
今日はEvernoteよりもNotionに課金したほうがいいと思う5つの理由についてお話しようと思います
Evernoteとは
EvernoteとはEvernote社の開発・販売するクラウドメモアプリです。クラウドメモアプリと断ずるにはちょっと厳しいと言うか、もっと枠を大きく見た時の「情報管理ツール」として非常に良くできていて、目に入った情報で気になったものを形式を問わずにどんどんEvernoteに貯め込み、Evernote側で整理・タグつけをしてあげる事でどんな情報でも小刻みに分けて処理できる情報ツールとして非常に優れている製品です。Mac OSだけでなくWindowsとiOSとAndroidにアプリがありますがLinuxでは使えません。
ただ最近のメジャーアップデートでメモ内容がSpotlight検索にひっかからなくなった事や周辺アプリが連携できなくなってしまったり今までアプリで2台・Web版は無制限で情報を共有できたのがアプリ・Web版合わせて2台までしか共有できなくなってしまったという部分があり、上がった株が勝手に下がっている感じなのです。
私は以前1年契約で約6000円払って契約したんですが結局使わなくなって解約して、そして最近もう一度使おうと思って契約したら当てにしていた周辺アプリが動かずに非常に悔しい思いをしているのです。
単品のツールとしては優れているんですが、私はAlfredやPopClipと連携して使いたいニーズなのと、アプリが重いので使いづらい部分があり、何か方法がないかと考えていたのです。
Notionとは
NotionとはNotion Labの開発・販売するクラウドメモアプリです。これもクラウドメモアプリと断ずるにはちょっと厳しいと言うか、「情報管理ツール」として徹底していると言うか、Evernote以上に多彩な情報を一括で管理できるアプリなのです。
NotionはWebアプリなんですがMac OSだけでなくWindowsとLinuxとiOSとAndroidにアプリがあり、大抵の環境でアプリが動くので非常に使いやすいです。
概念としてはWikiにクラウドメモアプリとタスク管理ツールとカレンダーとデータベースが合体したようなアプリで、なんでもできるので逆にとっつきづらいというか活用事例を真似しないと身につかない部分があるので入り口が結構高いんですが、一回越えてしまえば非常に便利に使えるのでとてもおすすめなアプリです。
単品のツールとして優れていますし、人と連携して使う事も考えられているアプリなので使い慣れると非常に強いツールになると思います。
EvernoteよりもNotionに課金したほうがいい5つの理由
さて、この記事は「EvernoteよりもNotionに課金したほうがいい5つの理由」というタイトルなんですが、私は比較して考えた時にEvernoteとNotionであればNotionに課金すべきだと思っていまして、主な理由としては「クラウドメモとしてNotionが優れているため」「情報管理はNotionの方が優れているため」「データベース機能がNotionにはあるため」「価格が安いので」「総合的にコスパが優れているため」というのがあります。
一つずつ説明していきますね。
クラウドメモとしてNotionが優れているため
まず最初に、「クラウドメモ」として見た時に、Notionの方が優れています。
Notionは無料プランで同期台数に制限がなく何台にでも同期できますし、アプリが軽く早いので一つのデバイスで更新すると瞬時に他のデバイスに更新が届きます。
またメモとして使うならMarkDown記法が使えると便利なんですが、EvernoteはMarkDown非対応ですがNotionは対応しています。
メモをとるだけ、という意味ではMarkDownは不要という見方ができるんですがメモった情報を活用する段階ではMarkDownのあるなしは大きな違いで、明らかにあった方が良い機能なのです。
またNotionは情報管理がブロック単位なので文字列をブロック単位で動かす事ができるのでメモを取ったりメモを整理したりする時に非常に便利なのです。
情報管理はNotionの方が優れているため
次に情報管理の点ではNotionが優れている、というお話しです。
Evernoteはノートブック単位での管理ですがNotionはページ単位の情報管理で、ページにはページを含めるので上下関係・構造体形成ができるのでHTMLでページをつくっているような情報管理ができますし(もっというとWikiに近い運用ができるので)、ページの位置は自由に入れ替えられるので上下関係・構造体形成を変える事ができるので情報を「使う」時に大きく使い勝手が変わります。
検索ができるという点では一緒ですがNotionではタグ管理もできますし後に挙げるデータベース機能があるので使い勝手は大きく違います。
データベース機能がNotionにはあるため
情報管理の優位点の一つですが、大きな機能的な特徴としてNotionではデータベースが使えます。
データベースなのでもちろん検索やソートが可能で、リレーションも設定できるので本格的なデータベースとして動かす事ができます。
情報管理においてデータベースの概念を入れ込むととっつきが悪いんですが、一度設定して使い始めてしまうと抜けられない魅力があります。
Notionではデータ容量については添付ファイルについては1つ5MB以下という制限が(無償の範囲では)あるのですが、細かくデータを分割してデータベースに登録すれば使い勝手もよくなりますし課金しないでも使える結果になるので非常に良いです。
ファイル分割が面倒くさい人・そもそのファイルの単位が5MBでは収まらない人は月額5ドル(年額48ドル)のPersonal Pro契約をすれば添付ファイルのサイズ上限がなくなるのでもっと使い勝手が良いでしょうし、私も近い未来にPersonal Pro契約になると思います(今手を付けているデータだけでも5MBでは足りなさそうなデータが多いので)。
価格がやすいため
あと非常に単純な話なのですが、EvernoteとNotionを比べるとNotionの方が安いのです。
Evernoteは年額5200円ですがNotionは年額48ドルです。為替レートを考えると微妙かもしれませんがNotionには月間転送10GBみたいな縛りはないので通信環境の許す限りデータを転送して良いので、実質の価格という点ではNotionが優れていると言えるでしょう。
Evernoteは今40パーセントオフで年額3120円ですが、NotionはEarn(使用特典)を貯めると26ドル分になるので年額22ドルになりますし、機能差を考えてもNotionが優れているのではないでしょうか。
総合的にコスパが優れているため
結果的に「できる範囲が大きい」事と「かかる金額が安い」という事を合わせて考えるとコスパという面で見るとNotionはEvernoteに勝っていると言えると思います。
調べて貰うとわかるんですが、Evernoteに比べるとNotionはコラボレート機能が優れており、カンバン形式の作業管理やガントチャート、カレンダーやタスク管理が容易にできるシステムが組み込まれているので、1つのツールで色々できるのでコスパ的には現状ですでにNotionが勝っていると言えると思います。
NotionがEvernoteに負けている点
逆にNotionがEvernoteに負けている点もあり、そこはNotionの努力で埋めて欲しい部分なんですが、3点ほど不満があります。
Webクリッパーのできの良さ
まず最初にWebクリッパーのできの良さはEvernoteに一日の長があります。
Webクリッパーで画像系のページを保存するとEvernoteだとちゃんと保存できるのにNotionは駄目・テキストしか保存されない場合などがあります。
まあ画像を保存したい場合はWebからYoinkを経由してNotionに貼り付ければ確実に保存できるのでそれでいいんですが、クリッパーで一発保存ができると楽なので精度を上げて欲しいです。
とっつきやすさ
次にアプリとしてのとっつきやすさでEvernoteの方が優れています。
Notionは何でもできるので「こうしますよ!」というのを打ち出しづらいのはあると思うんですが、初めての人があの無愛想なアプリのトップページに行ったら折れると思います。というか私は2回折れました。
私は3回目で使えるようになったのでいいんですが、このとっつきづらさは離脱率を挙げる結果になると思うのでもうちょっととっつきやすくして欲しいです。
日本語対応の有無
あとこれは近々対応予定っぽいんですが、日本語対応していないのは非常にやりづらいです。
言語として日本語は普通に使えるんですが設定やメニューが英語なので苦手意識を持つ人は一定数いると思いますし、ヘルプなんかも日本語で書かれていると調べやすいので(ノースサンドさんが頑張ってくれていますが)日本語対応をして欲しいです。
これからのNotionに期待したい部分
まあNotionはこれから波が来ると言われているツールなので、PDCAをガンガンに回してカイゼンを進めて欲しいんですが、次の点に期待しています。
日本語対応
まず日本語対応です。日本採用が開始されているようなので日本語化は近いと思いますが、油断せずに着実に進めて欲しいです。
APIの公開(とそれに伴う周辺ソフトの充実)
それからNotionは他のアプリと連携できると非常に強いと思うので、NotionのAPI公開を期待しています。というか公開は予定されているっぽいんですけどね。
APIが公開されると周辺ソフトが充実するので、NotionをAlfredやPopClipから動かせるようになる事を期待しています。早くして欲しいです。
課金のぬるさ
あと課金のぬるさは継続して欲しいです。
無料で使える範囲もかなり豪勢なんですが、私近日中にPersonal Proを課金するつもりで、Personal Proの「添付ファイル容量無制限」が消えないように継続して欲しいです。
課金も年額48ドルを継続でお願いしたいです。
無制限系のアプリは必ず無茶な使い方をする人が現れて高くなるか制限がかかるか両方になるかの未来しかないので、できるだけその未来が遠くにありますように、と思います。
総合的に見てNotionの方が勝っていると思います
という訳で、課金するのであればEvernoteよりのNotionに課金したほうがいいよ、というお話しでした。
これから走っていくアプリなので完全ではないですし完璧でもないんですが、かなり良い線を行っているアプリなので、このまま良い方向へ走って良い未来にたどり着いてくれると良いと思います。
この記事を書いた人 Wrote this article
如月翔也 男性
如月翔也です。ガジェットとAppleが大好きな中年男です。ガジェットがお好きな方、Appleがお好きな方、トラブルでお困りの方はぜひブログをごらん下さい。コメントを貰うと非常に喜ぶのでお気軽にコメントをお願いします。 詳細なプロフィールは「https://saigetudo.com」を御覧ください!