どうもこんにちは、如月翔也(@showya_kiss)です。
今日はクロスOSのお話ですが、今年の後半に発売が予定されているWindows11がM1搭載MacにParallels Desktopを使って仮想化できるので、というお話をしたいと思います。
- 1. Windows11とは
- 2. AppleのデバイスはWindows11の最低条件を満たさないので
- 3. しかし方針転換があったのかTPMの制限が外れたので
- 4. もうすでにParallels Desktop16.5でWindows11のPreRelease版が動いているのです
- 5. この調子で行くとPreReleaseだけでなく正式版が動くかも知れません
- 6. 今までグレーゾーンで使っていたM1搭載MacのWindows仮想化が正式にできるので
- 7. 最低条件緩和でM1搭載Macが最低条件を満たすのでBootCampの可能性も出てきます
- 8. 仮想化・BootCampどちらにせよ多少の追加投資でM1搭載Macで使えるので
- 9. 大きな進歩だと思います
- 10. まとめ
Windows11とは
Windows11とは最近発表されたWindowsの新しいバージョンで、インテル・ARMのCPUでも動き性能が高くAndroidのアプリも動くというOSで、基本的にはWindows10の続編で今持っているWindows10は全てWindows11にアップデートできる権利を持つものらしいです。
Windows11は前々から噂はされていたんですがついに姿を表した感じで、今プレビューが提供されていて色々業界に衝撃を走らせているのです。
AppleのデバイスはWindows11の最低条件を満たさないので
しかし発表された当時Appleのデバイスと言うかインテルMac・M1搭載MacともにWindows11の最低条件を満たさない事が発覚し(厳密には満たすものがあるんですがサポート外なのです)、Windows11はそのままインストールは出来ない、場合によっては仮想化すらできないんじゃないか、と言われていたのです。
興味のある人は調べて欲しいんですが、TPMのバージョン2をサポートしているのが最低条件の1つなんですが、Appleは独自セキュリティチップを搭載しているので条件外、古いMacだとTPMを搭載しているモデルがあるんですがApple側がサポート外なのでどちらにせよ使えないという結果だったのです。
私はこれが非常に残念で、Windows11用に安いノートパソコンを1台用意しようかと思っていたのです。
しかし方針転換があったのかTPMの制限が外れたので
しかしWindows11が発表されてすぐ最低条件が撤回されたのです。
中国やロシアではTPMが使えないので中国用・ロシア用のWindows11が出るのかな、と思っていたんですが、そうではなく条件撤回、新しい条件は追って報告する、という話で、そしてTPMの制限が外れたのです。
TPMの制限が外れたということはインテルMac・M1搭載Macも最低条件をクリアしているので動くようになるんじゃないか、というお話になったのですが、実際のところどうかと言うと動くみたいです。
もうすでにParallels Desktop16.5でWindows11のPreRelease版が動いているのです
もうすでに報告があるんですが、M1搭載MacにParallels Desktop16.5を入れて、Parallels Desktop上でWindows11のPreReleaseバージョンが動いている実例があります。
インテルMacはどうか、という情報はまだないんですが、インテルMacの場合BootCampでもWindowsが動きますし、ParallelsでWindows10を仮想化するのも問題なくできるので、Windows11の仮想化はできるんじゃないかと思います。まだ試していませんがいつか試して見ようと思います。
この調子で行くとPreReleaseだけでなく正式版が動くかも知れません
という訳でPreRelease版が動くという事は、Windows11の正式版も動くという事は技術的には可能と言えるので、後はライセンスの問題になりますよね。
しかしWindows10の場合と違い、Windows11はインテル版・ARM版と別れているわけではないので「Windows11」を買った後自分で仮想化するのは特別なルールなしでは禁じられない事なので、このままで行けばWindows11の正規版をM1搭載Mac上で動かす事ができそうです。
今までグレーゾーンで使っていたM1搭載MacのWindows仮想化が正式にできるので
そうなると今までグレーゾーンで使っていたWindows10のARM版を使わなくてもWindows11が動くとなれば、ライセンス上グレーの状態で使っていたユーザーも正規版を求めて買いに走るでしょうし、素晴らしい事だと思います。
今まではM1搭載Macでは正規版のWindows10を走らせる方法がなくて、テクニカルプレビュー版だったARM版Windows10をテクニカルプレビューに参加して入手し、それを使うしかなかったんですが、それがテクニカルプレビューなので途中で打ち切られても文句は言えませんでしたし、何より正規プロダクトではないので胸を張って使うわけにはいかなかったんですが、今回Windows11の正規版が走るのであれば胸を張って使えるので非常に嬉しいですよね。
最低条件緩和でM1搭載Macが最低条件を満たすのでBootCampの可能性も出てきます
また最低条件緩和の結果M1搭載MacはWindows11の最低条件を満たすパソコンになるので、仮想化ではなく直ブート、BootCampの復活もあり得ると思います。
仮想化で動かすのではなく実環境で動かせるとWindows11そのものの性能を100パーセント活かす事ができるのでやはりできるのであればBootCampで直起動できると最高なんですが、デバイスドライバの問題があるのでBootCampはApple側が作らないといけないのでどうなるか見ものですよね。
これでBootCampができるのであればM1搭載Macを買ってWindows11を入れるのが一番良いWindows機の作り方、という話になるので面白いと思います。
仮想化・BootCampどちらにせよ多少の追加投資でM1搭載Macで使えるので
まあBootCampはまだ話として早いとしても、もう仮想化環境では動いているので、M1搭載MacではWindows11が動くのは確定筋の話ですし、M1搭載Macが正式版Windowsが動くMacだという事になると採用事例が増えると思うのでAppleにとっては追い風だと思うんですよね。
Windows10は2025年までのサポートなのでWindows11にアップデートしたいニーズは間違いなく大勢にありますし、これからWindows11が中心になるようにOSがスライドしていく中でWindows11搭載のM1搭載Macがどこまでの役割を持てるか、という部分には大いに興味があります。
大きな進歩だと思います
Windows10がM1搭載Macで仮想化出来なかった現状からWindows11がそのまま仮想化環境で動くようになったのは大きな進歩だと思いますし、その進歩を止める事なくWindows11とM1搭載Macで手に手をとって進んでいくのが理想でしょうし、少なくとも私はM1搭載Macを使ってM1搭載Mac上でWindows11を使っていきたいと思っているので、それが果たせるようになると非常に良いと思います。
まとめ
という訳で、今年の後半に発売が予定されているWindows11ですが、M1搭載MacにParallels Desktopを使って仮想化できるので、というお話でした。
ここから話が変わらずにM1搭載MacでもWindows11が使えますよ、と確定してくれるといいですよね。
この記事を書いた人 Wrote this article
如月翔也 男性
如月翔也です。ガジェットとAppleが大好きな中年男です。ガジェットがお好きな方、Appleがお好きな方、トラブルでお困りの方はぜひブログをごらん下さい。コメントを貰うと非常に喜ぶのでお気軽にコメントをお願いします。 詳細なプロフィールは「https://saigetudo.com」を御覧ください!