こんにちは、如月翔也(@showya_kiss)です。
今日は昨日自分へのクリスマスプレゼントとして人生初のフォルダブルスマホであるGalaxy z Fold 6の512GB版を入手して、昨日今日使ってみてかなり新鮮な驚きを得たのでファーストレビューと、僕が今まで運用していた「iPhone15ProMax(1TB)+iPad mini(A17 Pro)運用」とどう違うのか、どっちが便利なのかという点についてじっくり語ろうかと思います。
Galaxy z Fold 6とは
Galaxy z Fold 6とはsamsung社の開発・発売する閉じてスマホとして運用でき開いてタブレットとして運用できるいわゆるフォルダブルスマホの今年発売されたばかりの最新版で、OSは基本Androidなんですがsamsungの手が入っているのでプレーンなAndroidではありません。
現時点でまともなスペックのタブレットに変形するフォルダブルスマホ(この面倒くさい言い回しはガラケーよろしく畳めるだけのフォルダブルスマホが存在するのでそれとの区別のためです)を探すと選択肢は主に2択で、GoogleのPixel Fold(最新機種はPixel 9 Pro Fold)とsamsungのGalaxy z Fold(最新機種はGalaxy z Fold 6)しかない感じなのです。
僕は基本的にGoogleファンでAndroidもプレーンな方が好みなので、フォルダブルを意識した時に最初の選択肢として上がってきたのはPixel 9 pro Foldだったんですが、フォルダブルスマホについて色々調べている中でGalaxy z Fold 6の方が開いたときの画面は小さいものの全体的に性能が良い点、特にゲームを遊ぶ場合TensorとSnapDragonではかなりの差が出るという点と、Pixel 9 pro Foldの256GBモデルの価格でGalaxy z Fold 6の512GBモデルに手が届く価格差がある点、そしてPixelの売りであるアップデート保証7年も、Galaxy z Fold 6もセキュリティアップデートは7年確約なので(OSアップデートは確約されていない)まあ7年使う事は考えづらいんですが、比べた時にメリットが多いのはGalaxy z Fold 6であるという点と、あと僕はsamsungのスマホを持った事がないのでこれも経験だな、という観点から「フォルダブルを入手するならGalaxy z Fold 6の512GBモデルにしよう」と決めたのです。
ちなみにsamsungの公式サイトで512GBモデルはシルバーしかなく、フリマアプリを見るとそれ以外の色の512GBモデルがかなり安い価格で見つかると思いますが、それらは全部外国産で技適がなく使ったら違法、そして万が一故障した場合日本国内では修理できないので多少気合を入れてでも新品で手に入れるか国内版を入手する事を強くおすすめします。
僕は今回samsungの公式サイトから国内版で購入されたものを中古で手に入れたので、修理の際には「必ず料金が発生する」縛りではあるんですが、北海道では札幌のドコモショップ併設のsamsungリペアセンターで修理をお願いできるので、ちょっと手厚いスマホ保険を契約してそれでカバーする予定です。というかもう保険には入ったのでカバーします。
一応僕の買ったモデルをアフィっておきますね。
Galaxy z Fold 6のファーストインプレッション
入手して一番最初に思ったのは、Pixel8aに比べると縦に長くて横が細いんですよね。そういう意味でバックモニタで使う分には右手で握って片手で操作するにはとても向いているので、フォルダブルな分厚みは確かにあるんですが気にならないとは言いませんが我慢する必要がある大きさでもないですし、開かない時点でも十分普通のAndroidスマホです。
そして開いた時のサイズは7.6インチなんですが、これイメージつきづらいと思うんですけど、iPad mini第6世代、あるいはiPad mini(A17 Pro)を持っている人であれば、iPad miniを縦に持った時の横幅、それで正方形を作ったサイズが丁度イメージに合うと思います。
で、このタブレットモードが使えるかどうか、というと、斜めにして光を入れると折りたたみ部分でフィルムが波打っているのが見えてしまうんですが、そういう意地悪な見方をしないで普通に正面から見る分には全く問題なくただのタブレットとして使えます。
そして、YouTubeとかニュースサイトとかは実は「横幅」が重要で、縦幅はそんなに大きなファクターではないんです。もちろん縦が広いほうが情報量は増えるんですが、例えばYouTubeの動画は縦をどれだけ伸ばしても横幅以上にはなりませんし、TikTokと違って横幅が広い動画が普通なので横幅が十分あれば動画自体は楽しめるんですよね。
そういう意味でiPad miniより「縦が短い」というのは案外気になりませんでした。というか、むしろ「なくて良い領域がない」のでスッキリしている感じです。
ファーストインプレッションとしてはかなりの好感触で、これはハマる人が一定数いるのが理解できる、自分もハマりそうだ、と思いました。
フォルダブルの利点
Galaxy z Fold 6はフォルダブルなんですが、フォルダブルの利点というのは単純に突き詰めると、「タブレットを畳んでポケットに入れておける」という一点に集約できます。
大体の男性は出かける時には身一つでズボンのポケットにスマホを入れて出歩きますし、大体の女性も鞄は持ち歩くにせよタブレットが入るサイズの鞄は持ち歩かないでしょう。せいぜいスマホが入るサイズの鞄を使うのが普通だと思います。
そういう意味で、出かける先にタブレットを持っていくのって結構大きな障壁なんですよね。男性は鞄を持たないといけないし女性は鞄を大きくしないといけない。
しかし、フォルダブルスマホであれば折りたたんでちょっと厚めのスマホのサイズでタブレットを持ち歩けるので、男性ならポケットに入りますし女性なら小さなポーチでも大丈夫なはずです。
そして、出先でタブレットを使えるので、スマホに比べて圧倒的に情報量が多く見やすい画面でネットに繋げるわけです。
もちろんバックモニタがありますからタブレットを開けない環境でも普通のスマホとして使えますし、特にGalaxy z Fold 6は性能がかなり盛られているので何をするにしてもサクサクですし、これはかなりの利点です。
値段の価値はあるのか
まあフォルダブルのGalaxy z Fold 6がおおよそ26万円、スマホにしては相当高い範疇のアイテムです。
僕はiPhone15ProMax(1TB)をドコモで30万で買い、iPad mini(A17 Pro)をAppleで18万でApple Pencil Pro付きで買って持ち歩いている変態なので26万はまだスコープの範囲なんですが、普通の人から見るとかなり勇気のいる値段だと思います。
ではそれだけの価値があるのか、というと、僕は「ある」と思います。
Galaxy z Fold 6で出来る事をAppleでやろうと思うとiPhoneとiPad miniが必要です。iPhoneとiPad miniを同じ容量で揃えて同じデータを同期して使う場合どちらも512GBを選ぶ必要があります。この場合、ガジェットは2つでiPad miniの512GBはA17 Proしかないので17万コースです。iPhoneは妥協したとしてもまあ10万くらいのものを買わないと快適に使えるとは言いづらいでしょう。
それで揃えても27万円、リセールバリューは高いんですが、持ち歩く荷物の量で言うとスマホはiPhoneと相殺するとして、iPad mini(A17 Pro)の分がはみ出ます。そしてiPad miniは案外持ち出しが大変なアイテムなので(他のiPadに比べれば天国ですけどね)、スマホを1個持っていって必要時にパカッと開くだけでタブレットになるGalaxy z Fold 6はスペースと持ち運びの点でメリットがあります。
その点も考えて、Galaxy zFold 6はハイエンドのAndroidである点もプラスすると26万円の価値は十分にあると思います。
ただし、ガジェット好きな人に限ります。そうじゃない人はそもそもタブレットは家から持ち出さないでしょうし、落として蹴っ飛ばしてリーチ一発26万円のガジェットにボーナス1回分つぎ込むのは辛いと思います。
僕の場合の使い方
僕はあくまでメインスマホはiPhone15ProMaxで、サブスマホとしてGalaxy z Fold 6を用意していまして、一応SIMはHISモバイルの7GB990円プランを契約するのですが(今申し込み中)、メインスマホとサブスマホはズボンの両ポケットに入っているのが当たり前の環境で、「出先で長い時間が余る・確実にタブレットを使う」環境では鞄(自慢のカルバン・クライン)を用意して水筒2本とiPad mini(A17 Pro)を入れて出かけますが、そうでない場合、例えばコンビニまでちょっと歩く・車で行く時や、時間が余る予定がなくかつナビが必要ない場合(iPad miniはGoogle Mapを使ってカーナビにしているのです)はiPad miniを家に置いて出かけるのですが、そういう時に不意に誰かを迎えに行く事になってカーナビが必要になった時や、迎えに行って待ち時間が発生した時にはサブスマホのGalaxy z Fold 6を取り出してタブレットモードで悠々と時間を潰せば良いのです。今はiPhone15ProMaxからテザリングしていますがHISモバイルのSIMが届けばテザリングも不要でメインスマホのバッテリーを気にしないで済むようになります。
ついでに
ついでに、Galaxy z Fold 6を選んだ理由の一つとしてゲーム性能の高さも含まれているんですが、本当にかなり性能が良く、原神・崩壊3rd・鳴潮・ゼンレスゾーンゼロ・ウィザードリィ ヴァリアンツ ダフネについては高画質で問題なくプレイできます。
また僕はGameSirのx2sというスマホを挟んでゲーム機にするコントローラーを持っているのですが、x2sはUSB-C端子が右にあり挟んで開くと画面が上方向に開くのでとてもプレイしやすいです。
原神のAndroid版はコントローラー非対応なのでGameSirのアプリでタッチ入力の設定をしないといけないんですが(プリセットだと合わない為)、鳴潮やゼンレスゾーンゼロは普通にコントローラーでプレイできるので、スマホの横幅にプラスしてタブレットの縦幅があるので相手の行動を見られると戦いやすくなるアクションRPGについてはタブレットプレイは非常に捗ります。
結論
結論としては、タブレット単体で言えばもちろんiPad mini(A17 Pro)の方が使いやすいですし見られる情報量も多いのですが、「そこまで必要なのか」で考えるとオーバースペックな部分もあるので、Galaxy z Fold 6のタブレット画面で物足りなさがあるかというと特にないですし、それを無造作に畳んでポケットに入れておけるのは非常に大きなアドバンテージだと思います。
イメージで言うとiPad miniって「傘」なんですよね。必要を感じて持ち歩く、必要を感じなければ置いていく、なんですが、Galaxy z Fold 6は「折りたたみ傘」なので鞄の中に放り込んでおける、ポケットに突っ込んで常に持って歩き必要に応じて開けるというのは物凄い利便性なので、今フォルダブルで悩んでいて背中を押して欲しい人がいれば、「買いです」と背中を押します。興味半分で買いましたがこれはかなり革新的なアイテムです。
恐らくなんですが近い内にAppleもフォルダブルには手を出してくるでしょうし、Pixel 9 pro Foldの薄さなんかを考えると将来的にはフォルダブルが多数派になっていくんじゃないかと思うので、今からガンガン使ってノウハウをいっぱい持っておく方がガジェット好きとしては面白いと思いますよ。
この記事を書いた人 Wrote this article
如月翔也 男性
如月翔也です。ガジェットとAppleが大好きな中年男です。ガジェットがお好きな方、Appleがお好きな方、トラブルでお困りの方はぜひブログをごらん下さい。コメントを貰うと非常に喜ぶのでお気軽にコメントをお願いします。 詳細なプロフィールは「https://saigetudo.com」を御覧ください!