色々サイトを持ってみてのアソシエイト・アフィリエイトの実情について

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こんにちは、如月翔也(@showya_kiss)です。
 今日はガジェットでもテクニックの話でもないんですが、今月分のamazonアソシエイトの振込金額を見てため息を付く結果になったので、WordPressでサイトを10個くらい持っていて、月間PVが2万程度の弱小ブロガーの、amazonアソシエイトの実情、もしもアフィリエイトの実情、Google Adsenseの実情についてお話したいと思います。
 今更ブログで稼ぐなんてレッドオーシャンだろ、というお話もあると思うんですが、僕は基本的にゲームとガジェットに囲まれて文章を書きながら過ごすのが好きで「そうやって行きたい」と思っているのでレッドオーシャンでもがいていますし、そんな中でできる事を色々やっているのでその点についてもお話しようと思います。

結論から言うと

結論から言うと一番お金になるのは、WordPressではなくnoteにAmazonアソシエイトを使った商品リンク付きで記事を作成して投稿する事です。
 そういう結論に至った経緯としては、次の理由があります。

  • noteは記事の閲覧数が圧倒的に多い。10数年やっているブログを超え、持っている10個のブログを合わせた数字を1ヶ月目から叩き出している。
  • noteは古い記事がいつまでも読まれる。故に閲覧数が伸び続ける上に、Amazonアソシエイトで紹介した商品が割合で売れるのでロングテールで収益が発生する。
  • Amazonアソシエイトは還元率が高い。同じ程度のPV数でも、もしもアフィリエイトは毎月合わせて100円行くかしか収益がでないが、Aamzonアソシエイトは毎月3000円近く行くし上振れすると7500円を超える(ただし申込みの審査が厳しい。僕は大昔審査がゆるい頃に権利を取得したので今も使えている)。
  • noteは閲覧数による収益は発生しないが、Google Adsenseは月間2万PVを超えていても月の収益は200円いくかどうかで、上振れしても1000円、振込基準の8000円に到達するには数年かかる。一時期は平均して700円程度の収入があったが今は収入が激減しており、おそらくAmazonアソシエイトに注力するならGoogle Adsenseはいらない。というかnoteにGoogle Adsenseは使えないし、Google Adsenseを使うためにWordPressをまともに立ち上げるには最低月1000円のレンタルサーバーが必要かつ独自ドメインが年間2500円くらいかかるのでむしろ大赤字になる。

今僕が使っているアフィリエイト系のサービスについて

結論から話してしまいましたが、僕が今使っているアフィリエイト系のサービスはこんな感じです。

  • Amazonアソシエイト(主にnoteで使用)
  • もしもアフィリエイト(主にWordPressサイトで使用)
  • Google Adsense(主にWordPressサイトで使用)
  • Amazon Vine(お金にはならないが現物が支給される)

基本的には自己満足でWordPressサイトが運営できるだけの収入があれば良い、それを超えて小遣いになるだけの収入があればもっとハッピー、というスタンスで運営しているので、今まではもしもアフィリエイトとGoogle Adsenseで「あともうちょっと稼げればなー!」と言いながら持ち出しで運営していたんですが、今はnoteのAmazonアソシエイトでレンタルサーバーとドメイン料金を超える収入がでているので運営費は無料になりましたしちょっとしたお小遣いも手に入っています。
 では、各サービスについて説明していきます。

Amazonアソシエイト

世界最大のECサイトであるAmazonの商品を紹介し、その商品を誰かが買うか、あるいはそのリンクを通してAmazonに入って何か別の商品を買うかした場合に購入した製品のジャンルに応じて決まった割合の報酬が得られるシステムです。
 直接販売サイトとのやり取りになるので中抜きが発生せず報酬の割合が大きいのが特徴で、あと自分自身Amazonで買い物をする事が多いので、自然とAmazonで買ったのでAmazonのアフィリエイトを使う、という動線となりました。
 審査を通過するには「10以上の記事」「アフィリエイトリンクを通して180日以内に3個以上製品を売る事」「サイトの目的が明確である事」と結構基準が厳しく、特に180日以内に3個以上製品を売るのって立ち上げたばかりのWordPressではかなり難しいので、その点で参加障壁が高いです。
 しかし報酬の割合が大きいので、サイトがある程度集客できるようになったら、サイトの趣旨にあっていてかつ欲しくなりそうなものでかつ買いやすい金額の物を紹介すると目的達成がしやすいと思います。

もしもアフィリエイト

選んだ製品を「Amazon」「楽天」「Yahoo!ショッピング」で買うためのブログカードを作ってくれるかんたんリンク機能のあるアフィリエイトです。
 AmazonのアソシエイトのURLはWordPressではブログカード形式になってくれないのですが、もしもアフィリエイトのツールを使うとブログカード形式で出力できるコードを作ってくれるので見た目が綺麗になるのでとても使いやすいんですが、何がどうなってるのか知らないんですが時々届く「売上が承認されました!」のメールにある金額が9円か19円しかなく、何が売れているのか知らないんですが全然儲かりません。
 WordPressのサイトだからじゃないの?という説もあるんですが、集客数ではnoteと同等の人数を集客しているので、客層が違うようにも思えないですし、恐らく割合が非常に低いのか、あるいは「販売ツール」としては役に立たない感じなのではないかと思います。
 WordPressでAmazonアソシエイトをブログカードで表示できる方法が確立できるのであればやめてしまっていいかな、と思っているんですが、僕はWordPressの記事はテーマが「GoldBlog」、ファイル管理が「VS Code」、実際に記事を書くのは「Typora」というかなり特殊な環境で執筆しているのでこの状態でAmazonアソシエイトをブログカード形式で表示できるのかは不明なのでちょっと色々調べてみようと思います。
 個人的にはどう考えても使っている労力に比べて得られている対価があまりにも少ないので、お勧めできるサービスではありません。

Google Adsense

検索エンジンであるGoogleの広告をサイト内に表示する事で、クリック件数に従って報酬を得られるシステムです。システム上サイト上に結構ひどい量の広告が表示されて画面が埋め尽くされる恐れがある点と、月間2万PV程度のサイトだと月200円程度の収入にしかならないので、これはもしかしたらGoogle Adsenseはきっぱり捨てて見やすいサイトに方向転換したほうがいいかもしれません。
 ぶっちゃけWordPressで運営している1つのサイト(というかこのサイトそのものです)をnoteにクロスポストしているんですが、それだけで月間3000円程度のAmazonアソシエイト収入を得られているのでその収入でWordPressサイトを運営しつつ、noteには独自コンテンツもどんどん増やしてAmazonアソシエイトの他に有料記事を載せる事でちょっとくらいの小遣いは捻出できるんじゃいかと思うんですよね。
 もちろん月間数百万PVあるサイトならGoogle Adsenseは外せないメインの収入源になると思うんですが、逆に言えばそこまでサイトがそだっていないなら急ぐ必要はないのかな、と思います。
 ただ、サイト審査の時に記事数が多すぎると「コンテンツの有用性が低い」という判断が下りやすく、オリジナリティのある3000文字くらいの記事を15個くらいの状態で申し込むのが一番審査を通りやすいので、その段階で申請しておいたほうが楽ではあります。
 個人的には憧れのある収入方法なので外したくはないんですが、僕の懐に入る金額とサイト閲覧者に与える不便さを考えるとバランスしているとは言い難いですし、いっそ外そうかと今書いていて思っています。

Amazon Vine

直接お金になるサービスではないですし、自分で申し込みができるサービスでもないですし、自分が書いた記事がお金になるのではないサービスなんですが、一応「ものを貰ってレビューを書く」サービスなのでこのカテゴリに入れました。
 AmazonにはAmazon Vineというサービスがあり、これは招待制のサービスで招待はリクエストできないのでAmazonさんから声がかかるのを待つしかないサービスなんですが、「Amazonの評価の良いレビュアーさんに先レビューして欲しい製品」を発売元がAmazonに提供し、AmazonはそれをAmazon Vineというサービスに選ばれたレビュアーに無料で提供し、かわりに自由にレビューして貰う、というサービスです。
 使う側から言うと「リストに乗っている商品から好きなものを無料で貰い、使ってみて素直なレビューを書く」というサービスで、ステータスがシルバーとゴールドがあり最初はシルバーからのスタート、シルバーは1日100ドル換算までの製品を3個までオーダー可能、シルバーで180日間の間に80個以上の製品を注文して90%以上レビューするとステータスがゴールドに上がり、ゴールドになると製品の価格制限がなくなり注文数も1日8個までにあがりますが、次の半年間に80個以上注文して90%以上レビューしないとステータスが維持できないというサービスです。
 このサービスに招待されるには自分がAmazonで購入した製品にコツコツとレビューを書いて、それがAmazonの目に止まって向こうからお誘いがかからない限り招待されず参加できないんですが、参加できると「欲しい物」はそんなにリストにないんですが「無料なら貰っても良いもの」「無料なら試してみても良いもの」が結構並んでいるので招待されたらぜひ色々試してみると良いと思います。
 自分で参加できない上にお金が貰えず「モノ」が貰えるだけの上にレビューを書かないといけないですし、更にAmazon Vineで貰ったもののレビューはAmazon以外に書いてはいけないという制限があるのでガジェットブログにレビューを書けないという大きな難点があるのですが、僕はこの9ヶ月で15万円分くらい貰いましたし、今ステータスがゴールドなので毎日気兼ねなくリストを見て「いいな」と思った瞬間に「念の為最後のページまで見てから判断しよう」と思わず注文できるので、もしかしたら一番儲けているのはこのサービスかも知れません。

今僕が使っているブログ系のサービスについて

一応僕が今使っているブログ系のサービスは以下3つです。

  • はてなブログ
  • WordPressでのブログ立ち上げ
  • note

順番としてはマネタイズができていない方が前、できている方が後です。
 一応各サービスについて説明しておきます。

はてなブログ

はてなブログはプロを使えば独自ドメインも使えますし、用語リンク機能なんかがとても便利なので使い方によっては化けると思うんですが、僕は闘病日記に使っており闘病日記なんか人が見て面白いコンテンツでもないですしそもそも人向けに書いていないのでマネタイズができておらず、全く儲けが出ていません。が、逆に無料でブログを持てているので大変満足しています。

WordPressでのブログ立ち上げ

WordPressについては僕はConoha WINGを使って独自ドメインも「gigafreaks.com」「show-ya.blue」「devildaredevil.com」「geek-freaks.tech」と、嫁さんの所属するNPOのドメインを使って10個ちょっとのブログを立ち上げており、嫁さんのNPOのサイト以外全部Google Adsenseを使っています(そして今書きながら外そうと考えています)。
 WordPressはコンテンツ管理システムにしては使いやすく、軽いわけではないんですがそれに最適化されたレンタルサーバーが多くあり、Conoha WINGもWordPress特化なのでかなり早く動き、しかも年契約だと月換算で1000円を割るのに10個のサイトを運用しても重くならずバックアップなんかもかなりしっかりしてくれているのでとても使いやすいです。
 現状世の中のサイトの半分はWordPressで作られていると言われるほどのサービスなので情報も多く、使いやすさは非常に良いです。
 しかし自分でサイトを立ち上げて宣伝して人を集めなければ勝負にならないので、そこまで頑張れる人ならいいですがそうでない人には厳しいかもしれません。

note

noteは正確にはブログサービスではないんですが、記事を作成し、マガジンに収録し、フォロワーを集めて色々な記事を読んで貰い、スキをつけて貰い、それを相互に行う事でソーシャルの意味合いも持つ面白いサービスで、会員数が物凄く多いので、初めたばかりの人でもこまめに面白い記事を更新していけばいきなりアクセスとスキがドカンと増えます。
 マネタイズ方法としてはAmazonアソシエイトが許されているのと、あと有料記事を作成できる点、有料のサロン的なものを作れるので、まず良い記事をいっぱい作り魅力的なプロフィールでフォロワーを捕まえ、有料記事を一定数売った後全部の有料記事が読めるサロン的なものを作るような感じで一気にマネタイズが出来る感じのサービスです。
 お金の話ばっかりしていますが、サービスとしては読みたいものを選択肢ているうちにレコメンドの精度が上がりいつも面白い記事がトップに来ていますし、それとは別に新着で新しいものを掘り起こせますし、読み物を探すサービスとしてはとても優れています。
 そんな中ガジェット系の記事で「こんなの買いました」「こういうところが素晴らしいです」「こういう欠点がありますがこうカバーできます」「僕としてはお勧めです」みたいな記事にAmazonアソシエイトがついているとそこから購入してくれる人が一定数いるので、Amazonアソシエイトの還元率の高さも相まって、僕はnoteが一番歴が浅い(まだ半年ちょっと)のに一番キックバック金額が大きいです。
 今のところ「翔也ガジェットブログ」の記事をクロス投稿しているのがほとんどなんですが、これだけ結果がでるプラットフォームだとnoteに誘導した方が「読んで貰える」(僕はお金よりまず読んで欲しいのです)感じなので、ちょっとnote専用のコンテンツを考えようかな、と思っています。

まとめ

お金を求めるだけであれば、noteにAmazonアソシエイトを使った記事をどんどん投稿しつつ有料記事、サロン作成に進むのが合理的である結論には至ったんですが、僕はあくまでお金はお小遣いが貰えると嬉しいな程度で基本は「物を書いて読んで貰って褒められたい」なので、読んでもらうという意味ではジャンル特化のWordPressサイトを持っている意味は確実にありますし、noteは「読んでもらう」という意味でも物凄く意味があるんですがジャンルが散逸するとフォロワー離れの原因になりかねないのでガジェット・プログラム系だけを扱い続ける感じで行きたいので、noteでちょっと稼がせてもらいつつWordPressでジャンル記事を書き、はてなブログで闘病日記を書くのが一番かな、と思いました。
 どなたかの参考になれば幸いです。

この記事を書いた人 Wrote this article

如月翔也 男性

如月翔也です。ガジェットとAppleが大好きな中年男です。ガジェットがお好きな方、Appleがお好きな方、トラブルでお困りの方はぜひブログをごらん下さい。コメントを貰うと非常に喜ぶのでお気軽にコメントをお願いします。  詳細なプロフィールは「https://saigetudo.com」を御覧ください!