無停電装置:オムロンBW55Tを導入しました。

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こんにちは、如月翔也(@showya_kiss)です。
 本日は待ちに待った無停電装置、オムロンのBW55Tを導入しましたので、モノ自体は写真を取るほどのものでもないのでアンボクシングも写真レビューもしないんですが、一般家庭に無停電装置を入れる意味についてを含めてお話をしたいと思います。

無停電装置(UPS)って何?

無停電装置というと勘違いを受けるので、正しい解釈でいうと「ACアダプタから電源を引いてきてバッテリーに貯め、バッテリーから他のACアダプタに給電する事で、瞬電・ブレーカー落ちなどの場合に電気が落ちず、瞬電は放置で問題ないですし、ブレーカー落ちもブレーカーをあげるまでの時間を稼げる」アイテムです。
 またブレーカーだけでなく何らかの理由で停電が起きた時、ノートパソコンを使っていればバッテリーがあるのでゆっくり作業をセーブして終わらせてシャットダウンまでできる余裕があるのですが、デスクトップパソコンだと停電=その場で電源が落ちる=作っているデータが壊れる&最悪パソコンが壊れるので、この無停電装置をいれる事で停電になっても慌てずに作業を保存し、パソコンをシャットダウンする時間を稼ぐ事ができるアイテムなのです。

なぜそんなものを一般家庭で欲するのか

まず我が家は一般家庭ではなくみなネット中毒で、基本的に次男意外全員ノートパソコンを使っているので瞬電やブレーカー落ちでは作業自体に問題はないんですが、ノートパソコンでオンラインゲームをやっていたりTRPGのオンラインセッションをしていると、ブレーカーが落ちた瞬間に光回線のONU(回線終端装置)とHGW(ホームゲートウェイ・光電話を使うために必要)とルーターの電源が落ちるので、ノートパソコンが無事でもネットが繋がらなくなるのでゲームからは落ちてペナルティを受けますし、オンセもスマホでのテザリングに切り替える間にセッション中の音声が聞けずに折角のセッションがだいなしになるので、ブレーカー落ちの時にネットが切れるのは非常に好ましくないのです。

しかし、今年の冬、家の都合で暖房が全部電気式だったのに加え、嫁さんが癖でレンジを600Wで使い同時にデロンギでエスプレッソを入れる動作を一連で行うので、ウチの契約アンペア数ではとても足りなくてブレーカーが落ちる事件が連発したのです。

本来の解決法は嫁さんの荷物が各子どもたちの部屋を埋めていて灯油式のストーブが使えなくなっているので荷物を片付けて灯油式ストーブをメンテしてそれを使うのがベストなんですが、嫁さんの性格上片付ける事ができないので、寒いのを我慢はできないので電気式の暖房を使うしかなく、そしてアンペア数が足りなくてブレーカーが落ちるのです。
 料金は上がるのですが電気会社のアンペア数を増やす事も検討したのですが、ウチはブレーカーの配電盤の最大のアンペア数に達しており、これを置き換えると20万円〜40万円という請求が発生します。出せないです。
 よって嫁さんの行動には注意してもらいつつ、しかし癖でやっているので恐らく治らないので、ブレーカーは落ちる、という前提で無停電装置を入れる事にしたのです。

こんな特殊な事情でもない限り普通は無停電装置なんて家には必要ありません。無停電装置という名前で勘違いしますがこの装置で耐えられる電力供給はせいぜいが10分なので「ブレーカーを戻す時間を稼ぐ」「停電時に保存して閉じる時間を稼ぐ」役にしか立ちません。

しかし、必要な家には絶対的な効果がありますし、何故か今ほぼ半額でオムロンの無停電装置が入手できるので、一応アフィを貼っておきます。僕が買ったのはこれです。

実際導入してみてどうだったか

お値段現状2万円以下でACアダプタが4個使えるので、光回線に必要なONU・HGW・ルーターに電源をつなぎ、ついでに約得で僕の使っている27インチのメインディスプレイに繋いだので、万が一ブレーカーが落ちても使っているパソコンはノートパソコンなので問題なし、ONU/HGW/ルーターに電源が供給されているのでネットが切れる事もなく、メインディスプレイが消えないで済むので「ネットは繋がっているが画面がつながっていないので結局死んで同席者に迷惑をかける」事もなくなります。
 タイミング的に本来4万近くの無停電装置が2万を切る価格で入手できたので、今冬に向けて、あるいはこれから来る夏でクーラーをガンガンに効かせて全員パソコンを使いつつ600Wでミルクを温めながらデロンギでエスプレッソを入れるとブレーカーが落ちる可能性も考えられるのですぐ使う可能性もゼロではないですし、「安心を買う」という意味ではとても良いと思います。

オムロンならではの追加機能

オムロンの無停電装置はUSBで繋いでアプリを入れる事で、デスクトップに「無停電装置を使っている」という警告を出し、今の作業を保存させてパソコンを安全にシャットダウンさせる事ができるので、その点で非常に良いです。
 また、無停電装置の寿命がおおよそ6年、中にあるバッテリーのの寿命がおおよそ5年で耐用年数としては5年なんですが、オムロンに利用者登録しておくと3年目まではバッテリーの交換が無料になりますし、バッテリーを先出ししてから回収してくれるので素早い交換ができて安心です。
 その上ユーザー登録で「そろそろ寿命ですよ」とメールで警告が来るので交換時期を逸しない配慮がなされていますし、無停電装置を使うという事は絶対に避けたいデータロストだとかゲーム中断という理由があるはずなので、交換時期を教えてくれれば寿命前に新しい無停電装置が手配できるので非常にありがたいですよね。

無停電装置は中古で買うな

無停電装置の本質はでかいバッテリーなので、いくら安くても中古で買ってはいけません。バッテリーの消耗具合が保証されないからです。
 新品で買えばバッテリーも新品ですし、ユーザー登録が面倒(QRコードついていないので登録画面のURL手打ちで入力なんですよね)なのと、設置してから「シリアル番号を入れろ」と言われるので設置位置をライトで照らしてスマホで写真を撮りそれで確認して登録したのでもうちょっとマシな登録方法はないものかとは思うのですが、まあ一般家庭用ではなく業務用に使われる類の製品なのでURLは登録するでしょうしシリアル番号も棚卸しのためにメモっておくでしょうから、これで困るのはただの家庭ユーザーだけだと思います。すなわち僕なので結構大変だったのですが、無事登録できて本当に良かったです。

まあKeepaで確認した所5月以降ずっと2万円を切っているので今後も値段はあがらないでしょうし慌てる必要はないのですが、4つのコンセントにブレーカーが落ちても一時的に給電できる、瞬電も対応できるという点を考えると、光回線を使っていてONU/HGW/ルーターとデスクトップパソコン本体に繋いでおくのがベスト(HGWがなければディスプレイに給電したいですね・あるいは推奨しないですが4ポートのうち1個を分岐してディスプレイにも給電する)かな、と思うので、ネット廃人のみなさんには特におすすめな製品です。

もう一度アフィりますね。

個人的には大変気に入っている製品となりますので、皆様にもお勧めします。
 が、万人に必要なものでもないので、必要を感じたら購入するくらいの温度感で良いと思います。

この記事を書いた人 Wrote this article

如月翔也 男性

如月翔也です。ガジェットとAppleが大好きな中年男です。ガジェットがお好きな方、Appleがお好きな方、トラブルでお困りの方はぜひブログをごらん下さい。コメントを貰うと非常に喜ぶのでお気軽にコメントをお願いします。  詳細なプロフィールは「https://saigetudo.com」を御覧ください!