Samsung Galaxy Z Fold7 実機貸与レビュー 性能もサイズも一回り大きくなって帰ってきた「ポケットに突っ込めるタブレット」!かつ高性能スマホです!

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本記事はSamsung PR事務局様より製品をご貸与いただき、アフィリエイト広告(PR)を含みます。また内容の事前確認・金銭提供はありません。なお、ガジェットそのものと読者さんに誠実でありたいため、貸与品であっても忖度したレビューは行いませんので、Samsungファンの方はご不快な思いをする可能性がありますが、その点はお含みおき下さい。

 こんにちは、如月翔也(@showya_kiss)です。
 今日はSamsungさんから以下製品をお借りしていますので、4製品レビューのうち2製品目のレビューです。

  • Galaxy Z Flip7
  • Galaxy Z Fold7(当記事です)
  • Galaxy Buds 3 FE(イヤホン・次の記事予定です)
  • Galaxy WATCH ULTRA(スマートウォッチ、次の次の予定です)
  • (借りてないですが)Apple、Google、Samsungのエコシステム比較(の記事予定です)

 借りられる期間がそんなに長くなかったため、恐らく単発の記事になるか、後追いの記事を出せても1週間使用レビューまでが限界かと思います。
 では、早速行きます。

お急ぎの方へ

 製品をご検討でお急ぎの方に、カタログスペックはご存知でしょうので体験ベースで「良い点」「悪い点」「どんな人にお勧めか」を先にまとめます。
 お急ぎの方はこちらだけでも見ていってくれると嬉しいです。

Galaxy Z Fold 7の良い点

  • 画面が大きい:タブレットなので当然なのですが、Galaxy Z Fold6よりも一回り大きいです。
  • タブレットがズボンのポケットに入る:圧倒的な強みです。タブレットは便利ですが画面が大きく普段の持ち歩きに適しません。しかしGalaxy Z Fold7なら畳んでズボンのポケットに入れられるので「常に持ち歩く」が可能です。
  • 性能とサイズがパンプアップしている:フォルダブルで言うとGoogleのPixel Foldもあるんですが、比較するとGalaxy Z Fold7の方が圧倒的に性能がいいです。特にゲーミング性能が群を抜いて良く、サイズも6より一回り大きくて使いやすいです。
  • Samsungエコシステムが秀逸:スマホ、Buds、Watchが揃った時の利便性が非常に高いです。これは別の日に比較しますが、Appleのエコシステムに迫ります。Googleに対しては有利を取っていると言っていいと思います。
  • フラッグシップの満足感:最高級性能の満足感が半端ないです。持っているだけで鼻高々ですが、暴漢に襲われると25万飛んでいく未来は若干怖いですね。

Galaxy Z Fold7の悪い点

  • 高い:512GBモデルを選ぶと28万円を超えます。iPhoneのProMaxじゃないのにですよ!?まあ畳めるタブレットと考えれば唯一無二に近い存在感なんですが、折りたたまないならiPad miniの512GBモデルがApple Pencil Pro付きで178600円です。折りたたむのに10万はちょっと高いですよね……。
  • 何かを挟んで画面を割る危険性がある:折りたたみ式はみんなそうなんですが、折りたたみ内部が画面なので、畳む時に何かを挟み込んでしまうとそれが原因で画面が割れる恐れが常に付きまといます。30万近い製品がヘアピンで破壊されたら泣くに泣けないですよね。
  • SDカードによる容量拡張ができない:内部処理速度の兼ね合いもあるんでしょうが、SDカードによって容量拡張ができないため、データの量を多く入れたい人は高いモデルを買うしかありません。本来早く動かしたいデータ(アプリ類)と遅くても良いデータ(読み込めば後は処理の不要な固定データ:写真や動画など)があるので、遅くても良いデータを退避できるようにSDカードに対応していればなお良かったと思います。

Galaxy Z Fold7はどういう人にお勧めか

  • ポケットにタブレットをねじ込みたい人:タブレットの閲覧体験を手軽に持ち歩けるメリットは他にはありません。
  • かつ性能に妥協したくない人:フォルダブルには他に選択肢がありますが、「大画面でゲームをしたい」「3Dをゴリゴリやりたい」ニーズの人にはこれです。フォルダブルで終わらせず「ハイエンドフォルダブル」にしている製品は唯一無二です。
  • 新しい世界に投資を惜しまない人:前回記事でも触れたんですが、フォルダブルって「折り畳める、だけ、なんでしょ?」と思いがちなんですが、折り畳める=サイズが半分になる=可搬性が上がる=常に手元にある=いつでも便利を受け取れるなので、試してみるとヤバいです。問題はそれを試すのは一部のガジェットオタクだけで、このイノベーションが広がるまでに時間がかかる点です。イノベーションが広がれば値段も下がり手が出しやすくなり更に一般に浸透するので、「先を行きたい」人にはおすすめです。おそらく5年後には半分くらいのスマホが縦か横に畳める様になってると思いますよ。

 というわけで、冒頭の「良い点」「悪い点」「どういう人にお勧め」かはお伝えいたしましたので、購入する・しないの判断がついた方はここで離脱してOKです。もし購入される場合、以下のAmazonリンクから購入して頂けると僕のアソシエイト収入につながり、ブログのサーバー代・ドメイン費用・お借りした製品の返却費用などに充てられるので助かります。

一点注意しておきます
 Amazonで買えという意味ではないんですが、Galaxy Z Foldについては怪しい業者が横行しており、特に「韓国版」を売っている場合があります。これがかなり要注意で、Samsungさんは中古取引で入手したものでも「日本製」ならショップで「必ず有料」という縛りなんですが修理を受け付けてくれるんです。
 しかし、韓国版は修理を受け付けてくれません。なので壊れたら諦めるか、いわゆる街中の修理屋さんで直すしかありませんが、フォルダブルは難しく断られる割合が高いのと、僕の知っている範囲では修理を受けてくれたが直せず帰ってきた/悪化して帰ってきて料金は取られなかったというトラブルを観測しているので、絶対に日本版を入手して下さい、
 フォルダブルは機構が複雑で比較的壊れやすい可能性が予見されるのと、挟む事故が発生し得るのでトラブルの予防は非常に大事です。

ではアンボクシング(開封の儀)に行きましょう

 では恒例のアンボクシング(開封の儀)に行きましょう。
 お借りしているSamsung PR事務局さんからサンプル品の提供で製品版と中身が違うので中身の詳細な撮影はNGと指示されているので、箱・開けたところ・中身・そして僕はGalaxy Z Fold 6を持っているので比較写真をお送りします。

Galaxy Z Fold7 外箱の写真です。

Galaxy Z Fold7の外箱。マットでシックで格好いいです

 外箱はこんな感じです。Galaxy Z Flip7でも言いましたが、ハイエンドスマホ・タブレットってどうしても目立たせたい心理からカラフルで目立つ色合いを選びがちなんですが、Samsungさんは質実剛健、使ってもらえばわかるよ、という自信に満ち溢れています。
 下手にテカらせるよりよっぽど格好いいですし、佇まいが高級品です。

Galaxy Z Fold7 箱を開けると

Galaxy Z Fold7 箱の中身。スマートと言うかシンプルですよね

 箱をあけるとびっちり本体が詰まっています。本来これにUSB-CtoUSB-Cケーブルが付属し、充電器は別売りのようです。
 右側のシール、剥がしたいんですが、何人かの手を渡り歩いてきて剥がされていないという事は剥がすと怒られが発生する可能性があるのと、ワンチャンなにか封印されてて憑依されても困るので剥がしませんでした。あしからず。

Galaxy Z Fold7、中身だけ取り出しました

Galaxy Z Fold7、中身を取り出しました。格好いい!

 本体を取り出しました。前の写真と何が違うんだというと「箱が写っていないだけ」です。見たいのはこの裏柄ですよね。次行きましょう。

Galaxy Z Fold7、タブレット面をご照覧あれ!

Galaxy Z Fold7 タブレット面です。ベゼルが狭くて画面が大きい!

 タブレット面をご照覧あれ!(エルデンリングご存じない方申し訳ありません。PS4/5、Steamで遊べて来年にはSwitch2でも遊べるのでこの機会にぜひ沼へおいでください)
 普通にタブレットとして満足できるだけの表示領域があります。十分です。
 では次は前作Galaxy Z Fold6と比較していきましょう。

Galaxy Z Fold7、閉じた状態での6との比較

Galaxy Z Fold7 閉じた状態での6との比較。大きくなってます

 左がGalaxy Z Fold7、右がGalaxy Z Fold6です。底面を揃えているので分かる通り、まず高さが違います。高くなってるんですよね。ちなみに横幅も大きくなっているんですが、それは別の写真で見ましょう。

Galaxy Z Fold7、開いた状態で6と比較

Galaxy Z Fold7、開いた状態で6と比較。横にも大きくなっています

 写真を撮る時に角度を失念していたために「揃ってないじゃないか!」というツッコミが来るのですが、これは撮影角度が悪いのであって、右下を合わせて写真を撮っています。
 その分を差し引いて考えても、明らかに縦も横も大きくなっているのはおわかり頂けますよね?

Galaxy Z Fold7と6、並べたほうがわかりやすいですか?

Galaxy Z Fold7と6を並べて撮影。7の方が明らかに大きいです

 下手に重ねないで並べろよ、というご意見もあるかと思い、並べて撮影させて頂きました。アンボクシング(開封の儀)時点での比較写真なので、Galaxy Z Fold7は設定画面の最初が表示されていますが、レビュー前にガッツリ使っているのでご安心下さい。

ではGalaxy Z Fold7の魅力を語ります。

 Galaxy Z Fold7の魅力を立った一言で示せ、と言われると、僕は「ハイエンドタブレットを畳んでポケットにしまって何処にでも持ち歩ける部分」と言います。恐らくこれがこの製品の究極の訴求点であり、選ばれる理由だと思うからです。
 ハイエンドはおわかり頂けると思います。性能なんて良ければ良いほど良い、下げる意味なんてないですからね。じゃあ問題になるのは「ポケットにしまってどこにでも持ち歩ける部分」がどれだけ魅力的なのか、という部分だと思うんですよ。
 なので、そこからお話しします。

「タブレットをポケットにしまって持ち歩ける」のどこが良いのか

 これは僕の実体験なんですが、僕は10インチサイズのタブレットが駄目なんです。重くて持ち歩けないし、家の中でも持ってて疲れてしまうので使わなくなり、何度か買っては手放し、「10インチサイズは僕は無理だ」という結論に達しました。
 そして色々試した結果、僕のベストは「8インチタブレットだ」という結論に達したんですね。重くなく、メモをとる画面サイズも十分あって、電子書籍も普通に読めて、ツールとして使えて、ゲームしてても手が疲れない。その結果、AndroidはALLDOCUBEに落ち着き、そしてiPadはiPad mini(A17Pro)の512GBセルラーモデルを購入しました。
 iPad miniは完璧で、家の中の何処にでも持ち歩きますし、出先でなにかメモをとる予定がある場合は率先して持ち歩きます。読書もゲームも全部これです。

 しかし、ちょっと上を見て下さい。「出先でなにかメモをとる予定がある場合は率先して持ち歩きます」なんですよ。逆に言えば、そういう場合かカーナビに使う場合でもないと「持ち歩かない」なんですよ。8インチと言ってもポケットには入らず、僕は重要書類を持たない場合は基本バッグを持たないので、ポケットに入らないものは持ち歩かないのです。逆に言えば「普段は持ち歩かない」なんです。

 でも、出先でタブレット使いたいな、って思う場面って、全然少なくないと言うか、むしろかなりの頻度でタブレットを使いたい場面ってあるんですよ。
 例えば

  • 出先で家族に出迎えを求められ、知らない場所でカーナビが必要
  • 調べ物をしていて老眼なので拡大したいがスマホでは限界
  • スマホで通話しながらメモを取りたいがスマホをホルダーにハメてスピーカー通話しているからメモ用にスマホでもタブレットでもいいから欲しい
  • 待ち時間に漫画を読むならスマホよりタブレット
  • 漫画に飽きたらゲームをしたいが大画面がいい(うちのパーティみんな美人なんで)

 みたいな、ちょっと思いつくだけで「あー!タブレットあれば良いのに!キー!」となる場面がわりとあるんですね。

 ここで出てくるのがGalaxy Z Fold7です。これ、折りたたんでズボンのポケットに入れられるので、どこにいくにもポケットに入れられるじゃないですか。
 上記の「キー!」が全部解決するんですよ。恐ろしい問題解決力ですよ。
 しかもGalaxy Z Fold7はスマホでもあるので、電話番号があって、畳んだ状態で普通に通話可能ですからね。スマホとタブレットを兼用できて、しかもポケットに入る。これは実は革命的なんですよ。

 ただ、この便利さ、買ってポケットに入れて歩いて1週間〜1ヶ月しないと実感しないと思います。実感したら「もう手放さない」になるんですが、この魅力が世界全体に伝わらないのが本当に勿体ない。もしかしたら伝わってて、でも「高いから」避けられているのだとしたら、それだけの価値があるから試してみるべきだよ、と思います。

他に何が良いのか

 上の話はどちらかと言うとフォルダブルタブレットスマホの良さの話になってしまうのですが、では他に何が良くてGalaxy Z Fold7が良いのかと言うと、まとめるとこんな感じです。

  • 突き抜けた高性能:性能はおばけです。スマホで遊べるゲームならまず遅延しません。
  • 画面が大きい:タブレットである以上、可搬性を損なわない範囲で大きければ大きいほど良いです。そして、可搬性を損なわない範囲でかなり大きいです。
  • ゲームが遊べる:折りたたみ機種ってGoogle Play Storeの設定やデベロッパの指定で遊べないゲームが出てくる事があるんですが、僕が確認した範囲では原神・鳴潮・Zenless Zone Zero・Wizardry Variants Daphneは問題なく遊べました。ヌルサクです。

 ちなみに余談なんですが、PlayStation公式のBackBone ONEのように「スマホを挟むゲームコントローラー」って普通のスマホしか遊べないイメージですが、Galaxy Z Fold7の場合(6もです)USB-Cのコネクタが向かって左側にあるタイプのコントローラーなら「開いた画面を上にして」遊べます。一般的な製品だとコネクタが右にある事が多いんですが、GameSirのGameSir x2s(関連記事が開きます)なんかはコネクタが左なのでお勧めですよ。
 ちなみに原神・鳴潮・Zenless Zone Zeroは上記コントローラーでプレイ可能(関連記事では鳴潮がスマホのコントローラー非対応だったはずなんですが対応になってました)ですが、Wizardry Variants Daphneはコントローラー非対応な上に「縦画面固定」ゲームなのでコントローラー挟むと画面が横になるのでプレイが難しく、コントローラーも効かないので使わなくていいです。

というわけで結論ですが

 文章量が多くてこの時点で迷子になっている人がいると思うので、簡単にまとめだけしておきますね。

  • タブレットをポケットにねじこんで歩けるのは便利:体験したらもう虜です。
  • 値段は高いがハイエンド+付加価値、買う価値はある:ハイエンドが折り畳めるのは異常ですよ。凄い企業努力だと思います。
  • 買ったら抜け出せない、だからこそ沼に誘います:常に使えるタブレットがポケットに入っているという環境は、一度慣れたらもう手放せません。ぜひ購入して一緒に首まで浸かりましょう。

 結論としては以上です。
 僕の意見としては「買う価値がある」「買えるなら買うべき」の結論なので、製品リンクをもう一度貼らせて頂きます。

 今日もブログを見ていただいてありがとうございます。

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この記事を書いた人 Wrote this article

如月翔也 男性

如月翔也です。ガジェットとAppleが大好きな中年男です。ガジェットがお好きな方、Appleがお好きな方、トラブルでお困りの方はぜひブログをごらん下さい。コメントを貰うと非常に喜ぶのでお気軽にコメントをお願いします。  詳細なプロフィールは「https://saigetudo.com」を御覧ください!